【夏の洗濯の大本命】ウェットクリーニング とは
いよいよ日本にも上陸を果たした国際規格「 ウェット・クリーニング 」。今後、夏の洗濯の大本命になると言われていますが、そのウェットクリーニングとはどのようなものなのでしょう。らっこのマークでおなじみの巴屋さんに伺ってきました。
▼目次
1.プロが行う三つの洗濯
2.ウェットクリーニングとは
3.ウェットクリーニングを推奨する衣類
1.プロが行う三つの洗濯
プロの洗濯は大きく三つに分類できます。
「ランドリー」「ドライクリーニング」「ウェットクリーニング」です。
ランドリーは、水洗いのことです。基本的には叩き洗い方式です。汚れを最も落とします。
ドライクリーニングは、水を使わないクリーニングです。有機溶剤で衣料の形状を変えることなく、油汚れを落とします。
では、ウェットクリーニングとは何でしょう。
2.ウェットクリーニングとは
ウェットクリーニングとは、本来ドライクリーニングをするべき衣類を、特殊な技術を用いて、水を使って洗浄する方法です。国際規格(ISO)では既に規定されており、今年の12月に、日本でも洗濯表示に追記される予定の洗濯方法です。せっかくドライクリーニングに出したのに、久々タンスから取り出したら黄ばんでいた!そんな経験、ありませんか?いわゆる収納黄ばみですが、ドライクリーニングでは黄ばみの原因となる汗の汚れを除去するのは困難です。したがって、ドライクリーニングは黄ばみの予防にはなりません。しかし、ウェットクリーニングなら可能です。ウェットクリーニングは水を使う洗濯だからです。
3.ウェットクリーニングを推奨する衣類
襟、脇、袖などが、肌に直接触れる衣類。汗が付いた衣類。膝や太ももの汗を吸ったズボン類。具体的には、今までドライクリーニングに出していた夏場のスーツやサマーセーター、スカートなどは推奨しています。これからの季節は、白や淡色の衣類を着る機会が多くなります。ドライクリーニングの対象品で汗をかいて濡れてしまったら、黄ばむ前に、なるべく早くウェットクリーニングにお出し下さい。
この夏も爽やなな衣類を着てお出かけしましょう!
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クリーニングの巴屋
松本工場副工場長
平澤 哲
http://www.tomoeya-cleaning.com