卵は本当に、物価の優等生だろうか。

  1. コラム

【2019年夏号 巻頭特集】
卵、爛々。

卵は本当に、物価の優等生だろうか。

卵の価格を、総務省のデータを元に現在の価値に換算してみると、この数十年ほとんど変動がないことがわかる。なぜなのだろう。会田共同養鶏組合の会長・中島さんに伺った。
 

▼目次
1.与えている飼料が「全く」違う
2.会田共同養鶏組合のこだわり
3.遺伝子組み換えでない原料で

 
平飼いたまご

1.与えている飼料が「全く」違う

この数十年、卵の値段にさほど変動がないのは、流通面での合理化や鶏卵業者の努力もあります。しかし、飼料に関わる問題も見逃せません。多くの鶏卵業者は飼料メーカーから飼料を取り寄せ、その飼料で鶏を育てています。
その飼料の主な原料は、生産効率向上のため、除草剤を使用した外国産トウモロコシや大豆粕です。もちろん低価格です。
安い飼料が手に入るようになれば、卵も安く供給できます。
これが他の物価とは異なり、卵の値段が安定している理由の一つです。
 

2.会田共同養鶏組合のこだわり

私たちは昭和38年の発足から常に食の安心・安全を第一に掲げています。中でも飼料には一貫してこだわっており、その熱意と将来性は早くから認められていて、昭和45年に農林漁業金融公庫より法人として初の貸付の決定を受けると、昭和51年には飼料配合の自社工場を完成。こうした取り組みは少しずつ全国で評価されるようになり、各地の生協から注文が入るようになる一方で、平成27年には農林水産大臣賞、平成28年には内閣総理大臣賞を受賞しました。
 

3.遺伝子組み換えでない原料で

日本の現行制度では、遺伝子組み換えの家畜のえさに表示義務はありません。また、遺伝子組み換えのえさを食べて育った家畜の畜産物(肉・卵・牛乳・乳製品等)も表示を免れています。
しかし、だからと言って遺伝子組み換えの飼料が健康に何の問題もない、というわけではないと思います。少なくとも、私たちは遺伝子組み換えに疑問を抱いています。ですから、遺伝子組み換えでない原料を用いて、自社工場で徹底した管理のもと飼料配合を行います
 
食は人を育てる源です。その食の安全が脅かされては、人は安心して暮らせません。
私たちは皆さまの命を預かる者として、今日も明日も、安心安全を担保した美味しい卵を食卓へお届けいたします。

 
- 取材協力 -
農事組合法人 会田共同養鶏組合
会長理事
中島 学
http://tamago.aidaegg.com/

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30年も余命1ヶ月も同じ。親孝行、しよう。

親子の老後に安心したい方へ

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