快眠 で、人生の1/3を快適に過ごすためにするべきこと
~ 眠りと健康 ~
厚生労働省によると、年齢とともに睡眠が浅くなり、不眠症を始めとする様々な睡眠障害を起こしやすくなるそうです。そこで今回は「快適な眠り」を提案しているスリープインテリア館ミヤサカの代表・宮坂さんに、快眠についてお話を伺ってきました。
◇ 日本人女性は眠らなすぎ
厚生労働省の調べでは、女性の睡眠時間は男性よりも平均して30分ほど短いそうです。ただ、日本人男性の平均睡眠時間も7時間52分と理想睡眠時間「8時間」を割っており、日本人は世界的に見ても睡眠時間が短い民族です。しかし、「8時間」という数字は、ただの理想的な睡眠時間の「目安」です。実は、よい眠りとは時間ではありません。「質」です。一般的に「質のよい眠り」、つまり快眠を得るためには、三つの条件があるといわれています。
◇ 快適な寝環境を整える
快眠の一つ目の条件は、寝室の環境を整えることです。参考にしたいのは一流ホテルです。一流ホテルでは眠りを妨げる音や光、温度、湿度などがこまやかにコントロールされています。また、部屋の色調はベージュやグレーなど落ちついた色彩でまとめられ、ベッドカバーやカーテン、ソファ等のインテリアは同一のデザインで演出されています。住宅事情によっては独立した寝室をもつことは難しいかもしれません。が、良質な眠りには照明や部屋のインテリアなどを工夫して、心地よく眠れる環境作りが大切です。
◇ 快適な寝具を整える
快眠の二つ目の条件は寝具です。よい寝具とは、睡眠中のからだの生理的変化(寝返り・発汗・体温低下など)を妨げないものを指します。掛けふとんには、「保温性」「吸透湿性」「放湿性」「かさ高性」「軽さ」「フィット性」を求めましょう。一方、敷きふとんには「保温性」「吸透湿性」「放湿性」「快適支持性(硬さ)」「クッション性」を求めるとよいでしょう。
◇ 健康な状態を保つ
快眠の三つ目は、健康な状態を保つことです。睡眠は「からだ」や「こころ」の影響を受けやすく、からだの痛みや不安・ストレスなどを抱えたままではなかなか眠れないものです。仕事や家事の後、家ではゆっくりとくつろぎ、休日には軽く汗を流すなどしてストレス解消に努め、日頃から健康な状態を保ちましょう。
良質な眠りは、小さな工夫や心がけ次第です。この記事で、どうぞ朝まで「ぐっすり」グッドスリープ。よい眠りで快眠を。
― 取材協力 ―
株式会社 宮坂総合寝装
代表取締役社長 宮坂 昇道
ホームページ:http://www.nagano-agri.org/
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