◇ コラボ着目のきっかけは?
最初のコラボは、「きのこラーメン」でした。長野県が誇る企業「きのこのホクト」さんとのコラボです。初めての試みだったので少し不安でしたが、フタを開けてみると大盛況。初コラボ商品はお客さんにとても喜ばれました。そして、そのときハッと気付いたんです。今までは自分たちのサービスで喜んでもらおうと考えていましたが、そうではなく、こういった「コラボ」というもてなし方もあるんだな、と。
◇ コラボ企画で、会社の考え方が変わった?
変わった、というより、気付きました。今は競争の時代じゃない、共同の時代だ、と。それに、モノの提供に縛られていてはいけない、とも感じました。私たちはラーメンやぎょうざを提供したいのではありません。ラーメンやぎょうざで「おいしい時間・たのしい体験」を提供して、たくさんの人を驚かせたいんです。
◇ 驚くといえば、餃子味のポテチです
ありがとうございます(笑)。おかげさまで、3世代から人気を集めいています。「孫にあげたい」「酒のつまみに最適」「”やみつき“とはこういうこと」など、様々な声が届いています。
でも、もともとは従業員を喜ばせたいという気持ちが大きかった企画なんです。「えっ ウチのぎょうざがポテチになってる!」。従業員が驚いてくれたら嬉しいな、と。ただ、ここまで人気が出てしまい、ひょっとすると、結果的に一番驚いているのは私かもしれません。
◇ 過去にはどんなコラボ商品がありますか
ホクトさんとの「きのこラーメン」に始まり、八幡屋磯五郎さんとの「ラーメン七味」、内堀醸造さんとの「餃子専用のお酢」、県内のサークルKサンクスさんとの「タンタンメン」、タカチホさんとの「餃子味ポテトチップス」。そして、宮坂醸造さんとの「酒粕香る味噌野菜ラーメン」です。
◇ コラボのお相手は、長野県の企業ばかりです
私たちは長野県のご当地チェーンです。ですから、一番の喜びは県民に喜んでもらうことです。「信州にはこんないいものがあるんだ」「やっぱり長野県だね」と、県民が長野を誇ってくれることが最大の喜びですし、その誇りの一部になることが私たちの最大の目標です。そのため、どうしてもコラボの相手は長野県内の企業になってしまいます。目的が「長野県を盛り上げたい」なので。
◇ 最後に、次はどんな企画をお考えですか
現在、明治 年創業の松尾商店さんと「野沢菜ぎょうざ」を開発中です。松尾商店さんは無添加にこだわっている諏訪の老舗漬物店です。製品化にはまだ若干の課題が残っていますが、近日中にはお届けできると思います。是非ご期待ください!
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株式会社 テンホウ・フーズ
代表取締役社長
大石 壯太郎 氏
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