結婚式 の今昔
今と昔の結婚式では本当に様々な点で違いがあります。昔は失礼に当たることも、今ではそうではない事柄がいくつかあります。また、昔の結婚式では必須だったことも、今ではほぼ見かけなくなったこともあります。10年サイクル程度でトレンドがあると言われる結婚式ですが、今と昔ではどれほど違いがあるのでしょう。比べてみました。
▼目次
1.仲人を立てない結婚式は九割以上
2.忌み避けられなくなった仏滅挙式
3.ご祝儀についての新しい考え方
◇ 仲人を立てない結婚式は九割以上
今では仲人を立てない結婚式は九割以上にのぼります。この数字を見て「ずいぶん時代が変わったなあ」と感じた方も多いことでしょう。お見合い結婚が盛んだった頃は、縁談のお世話から結納・結婚式に至るまで、両家の間に入って切り盛りをしてくれる人が必要とされ、その務めを担っていたのが仲人でした。しかし時代は変わり、恋愛結婚が一般的になると、お互いの意思で結婚を決め、新郎新婦が主体となって式の準備を進めるようになりました。「仲人を立てない結婚式」が急増しているのも、それは自然の流れと言えるかもしれません。
◇ 忌み避けられなくなった仏滅挙式
「お日柄がよい」など、六曜を意識しながら日取りを決めるケースは、近年減少傾向にあります。その背景には、第一に、キリスト教式が主流になりつつあること、第二に、式場によっては料金がお得な仏滅挙式プランがあること、第三に、六曜より日付にこだわり、記念日や誕生日など特別な思い入れのある日に式を挙げたいと思う人が増えていることがあります。以前は避けるのが当然とされていた仏滅ですが、お日柄にこだわらない世代は増えています。
◇ ご祝儀についての新しい考え方
ご祝儀は、以前は偶数は割り切れてしまうため、縁起が悪いとされていました。しかし、最近では二万円を包むことは珍しくありません。
「2」=「夫婦」つまり「ペア」との解釈です。
ただ、その場合は、一万円札1枚と五千円札を2枚とし、枚数を奇数にすることで縁起を担ぐのが一般的なようです。