ペットロス を感じるけど、旦那ロスを感じない。どうして? ~ 心の相続 ~

ペットロス は、なぜ起こる?そもそもペットロスって何?

 
ペットロス とは、ペットを失い、神的・身体的に症状が起こる疾患や心身の症状のことです。しかし、旦那を失っても、旦那ロスを感じない方が増えているようです。なぜでしょう。その原因は、どうやら会話不足・コミュニケーション不足にあるようですーー。
 
言葉がつなげる

言葉 が心をつなげる

その女性は数年前にご主人を亡くし、ペットの猫と暮らしていました。私のところに連絡があったのは、その猫が亡くなったときでした。
「相談したいことがあるのですが」
その方は塩尻市の方だったので、きっと市がペットの火葬を受け付けないことでお悩みなのだろう(松本市の火葬場はペットも受け付けています)、そう思ったものでした。が、違いました。
「主人が亡くなったときは泣けなかったのに、猫ちゃんが死んだときは涙が止まらない。私は薄情なのでしょうか」
それが相談の内容でした。言い忘れていましたが、その女性はご主人と仲が悪かった訳ではありません。
 
実は、私のもとにはこうした相談は結構あります。しかし、まず申し上げておきますが、泣けないのは薄情だからではありません。ただ意味のない会話が足らなかっただけです。繰り返しますが「意味のない」会話の不足です。想像してみてください。長年連れ添う夫婦ほど、当たり前のことを口にしなくなります。しかし、例えば相手がペットの猫なら「今日もかわいいね」「あら、大きなあくび」と、そこにはあまり意味のない言葉を毎日繰り返しますよね。
 
ペットロス

実は、これが非常に大切なのです。仮に会話の中身がなくても、こうした言葉のやり取りをすることはとても重要なことなのです。人は、日常生活の中では日常生活を思い出す生き物だからです。そもそも、いくら長く一緒に暮らしていても、お互いの全部を理解することは不可能です。また、ひょっとすると意味がないと思われた言葉には、とても大きな意味が隠れているかもしれません。実際、葬儀やお墓、相続については、そうしたことがよくあります。話し手も気付かずに、自分の気持ちを世間話にしています。注意深く聞く必要はないでしょうけど、気付いてあげられたら嬉しいですよね。
 
というわけで、会話に深い意味を「求める」のはやめませんか。言葉で人と「つながり」ませんか。そして、そんな中で葬儀やお墓、相続のことで不安に思うことがあれば、是非ご相談ください。私も含めて、信州には相談窓口はたくさんありますから。

 
― 取材協力 ―
蔵エンタープライズ
代表 板倉 富男 氏

 
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前話 後見人制度で想いを繋げる
次話 同じお墓に入れない?そんな親子・親族が急増中

 
① 相続とは承継也
② エンディングノートの在り方
③ 葬儀に関する思いやり 

 

 
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