【心の相続】ペットロスを感じても、旦那ロスを感じない訳

  1. 相続

【心の相続】ペットロスを感じても、旦那ロスを感じない訳

ペットロスとは、ペットを失い、精神的・身体的に症状が起こる疾患や心身の症状のことです。しかし、ペットを失いペットロスに陥った方でも、旦那ロスを感じない方はいるそうです。

が、それは薄情だからではありません。ただの会話不足。と、蔵エンタープライズの板倉さんは断言します。どういうことのなのでしょう。お話を伺ってきました。
言葉がつなげる

もっと意味のない会話を

その女性は数年前にご主人を亡くし、ペットの猫と暮らしていました。私のところに連絡があったのは、その猫が亡くなったときでした。
「相談したいことがあるのですが」

その方は塩尻市の方だったので、きっと市がペットの火葬を受け付けないことでお悩みなのだろう(松本市の火葬場はペットも受け付けています)、そう思ったものでした。が、違いました。

「主人が亡くなったときは泣けなかったのに、猫ちゃんが死んだときは涙が止まらない。私は薄情なのでしょうか」
それが相談の内容でした。言い忘れていましたが、その女性はご主人と仲が悪かった訳ではありません。
 
実は、私のもとにはこうした相談は結構あります。しかし、まず申し上げておきますが、泣けないのは薄情だからではありません。ただ意味のない会話が足らなかっただけです。

繰り返しますが「意味のない」会話の不足です。

想像してみてください。長年連れ添う夫婦ほど、当たり前のことを口にしなくなります。しかし、例えば相手がペットの猫なら「今日もかわいいね」「あら、大きなあくび」と、そこにはあまり意味のない言葉を毎日繰り返しますよね。
 
ペットロス
実は、これが非常に大切なのです。仮に会話の中身がなくても、こうした言葉のやり取りをすることはとても重要なことなのです。人は、日常生活の中では日常生活を思い出す生き物だからです。そもそも、いくら長く一緒に暮らしていても、お互いの全部を理解することは不可能です。

また、ひょっとすると意味がないと思われた言葉には、とても大きな意味が隠れているかもしれません。実際、葬儀やお墓、相続については、そうしたことがよくあります。話し手も気付かずに、自分の気持ちを世間話にしています。注意深く聞く必要はないでしょうけど、気付いてあげられたら嬉しいですよね。
 
というわけで、会話に深い意味を「求める」のはやめませんか。言葉で人と「つながり」ませんか。そして、そんな中で葬儀やお墓、相続のことで不安に思うことがあれば、是非ご相談ください。私も含めて、信州には相談窓口はたくさんありますから。

 
― 取材協力 ―
蔵エンタープライズ
代表 板倉 富男 氏

年に1回しか会わないのなら、
30年も余命1ヶ月も同じ。親孝行、しよう。

親子の老後に安心したい方へ

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