あなたの家、既存不適格住宅かも。補助金もらって対応しよう

  1. 住まい

あなたの家、既存不適格住宅かも。
改善するなら、補助金もらって新築・リフォーム

あなたの家は築何年ですか。
「既存不適格住宅」ではありませんか。

そもそも「既存不適格住宅」とは何でしょう?

そして、もし自宅が「既存不適格住宅」なら、何をすればよいのでしょう?
補助金の制度はあったりするのでしょうか?

▼目次
1.既存不適格住宅 とは
2.2020年、ほとんどの家が既存不適格住宅に
3.国交省の補助金
4.ZEH(ぜっち)補助金
5.複雑な補助金制度

既存不適格住宅

1.既存不適格住宅 とは

既存不適格住宅 と、違法建築や血管住宅は異なります。建築当初から法令に違反していれば「違法建築」「欠陥住宅」ですが、建築時には適法でも、その後の法令改正等により現行法にそぐわなくなった建築物が「既存不適格住宅」です。既存不適格住宅は、そのまま使用していても直ちに違法とはなりません。ただ、増築や建替え等を行う際には法令への適合が原則です。
 

2.2020年、ほとんどの家が既存不適格住宅に

2020年に、省エネ基準を満たすことが義務化されます。それに伴い、ほとんどの住宅が既存不適格住宅となりえます。問題は、既存不適格住宅は中古市場での価値が下がるだろうことです。
 

3.国交省の補助金

そうしたこともあり、国土交通省では住宅に関していくつかの補助金制度を設けています。
リフォームして持ち家の省エネ性を高めたい方向けの補助金(最大30万円)。
耐震性が低い住宅を、エコ住宅へ建て替える方を支援する補助金(最大50万円)。
この二つは、比較的使い易いのではないでしょうか。
 

4.ZEH(ぜっち)補助金

一方、経済産業省はCO2削減を掲げ、ZEH補助金の制度を設けています。ZEHとは、消費するエネルギーと、発電するエネルギーが正味(ネット)でゼロ以下となるネット・ゼロ・エネルギーハウスです。この条件を満たす住宅には定額75万円が補助されます。
 

5.複雑な補助金制度

実は、この二つ以外にも地方自治体が独自の補助金制度を持っていたりと、住宅補助金は非常に充実しています。つまり、行政はそれほど高性能住宅での暮らしを推奨している、というわけです。
全ての工務店が補助金の申請を行えるわけではありませんが、補助金を使って快適な暮らしを手に入れている人は多くいます。まずはどんな補助金があるのか、将来のためにも相談するだけしてみてはいかがでしょう。

- 取材協力 -
株式会社 優プラン
http://www.you-plan.biz
代表取締役
松中 広一 氏

本、出しました。

当サイトで最も高い閲覧数を誇る「今昔」。
それをさらに掘り下げ、書き下ろしました。

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