【プロ直伝】いつやる?どう収納? 冬服保管 4つの鉄則
洗濯で、春支度。 冬物衣類の正しい保管方法
冬服はいつ片付ける?いつまでにやればいい?
収納する前に、気をつけることは?
ラッコのマークでおなじみの巴屋クリーニングさんに、「冬服保管 4つの鉄則」を教わってきました。
▼目次
1.気温15度は危険
2.キレイにする
3.防虫対策は必須
4.収納場所は素材で決める
1.気温15度は危険
衣服を食べる害虫は、冬は冬眠状態です。が、気温が15度近くになると活発化し始めます。
中信地区では五月で平均気温が15度を越します。したがって、遅くとも四月中には衣替えは済ませましょう。ただ、衣替えを決行する日は、カラッと晴れた日を選ぶべきです。湿度の高い日にやってしまうと、湿気も一緒にしまいこんでしまい、カビの原因になるからです。
2.キレイにする
今は目に見えなくても、後から出てくるシミがあります。汗や食べ物がそうです。また、一回のみ着用のコートやジャケットにも、目に見えない皮脂が付着しています。これらは、気温の上昇とともに汚れが変質し、黄ばみの原因となります。冬服を保管する前は、衣類は必ずキレイに洗い、完全に乾かしましょう。
3.防虫対策は必須
市販の防虫剤はゆっくりガス化して、虫が近づくのを防ぎます。ただ、ガスは空気より重いので、防虫剤は衣類の上に置きましょう。
4.収納場所は素材で決める
収納箱やタンスに衣類を保管する場合は、素材により収納場所を決めましょう。具体的には、カシミアなどのデリケートな衣類は上段に、虫や湿気に弱いウールやポリエステルなどの化学繊維は中段に、綿や麻など洗濯しやすい衣類は下段に、という具合です。理由は、湿気は下に行くほど多くなるからです。とはいえ、冬服はかさばるため、なかなか理想通りに収納できないと思います。
そこでご紹介したいのが「クリーニング+保管サービス」です。首都圏ではすでに浸透しつつある、クリーニング店の新しいサービスです。お気に入りの服には、思い出が詰まっていると思います。服を適切な方法で保管して、是非、思い出とともに大切にしてください。
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クリーニングの巴屋
http://www.tomoeya-cleaning.com
松本工場副工場長
平澤 哲哉