秋から冬にかけて、信州のりんごがいちばんおいしい季節を迎えます。ひんやりとした空気の中で育ったりんごは、甘さと酸味のバランスがよく、香りもふくよか。そんなりんごを使ったスイーツは、まさに自然からの贈りものです。
最近では、おうちにいながら長野県のりんごスイーツをお取り寄せできるようになり、ちょっとしたご褒美やギフトに選ばれることが増えてきました。今回は、そんなりんごスイーツの中から、心がほっこりするおすすめの5品をご紹介します。
1.長野県りんごの通販スイーツ【お取り寄せ】おすすめ5選
1-1.【りんごスイーツ①】 生りんごドライフルーツ(SHUN)
松本市の公設市場の一角で、ひとつひとつ丁寧に作られているドライフルーツ。砂糖も保存料も使わず、信州の新鮮なりんごだけで仕上げています。香りも甘みもぎゅっと凝縮。
封を開けた瞬間にふわっと広がるりんごの香りと、しっとりとしたやさしい食感。おやつにはもちろん、ナッツやチーズと合わせてワインのおともにもぴったりです。
ぎゅっと凝縮された香りと甘みをお楽しみください。
1-2.【りんごスイーツ②】 ながーいアップルパイ(明月堂)
飯綱町で栽培された紅玉りんごを100%使用したアップルパイです。
生産量が少ない紅玉りんごを贅沢に使っている上、中には大粒のくるみと特製クリームがたっぷり。 パイ生地は食感と香りにこだわり、ながーいアップルパイ専用の生地を使用。 飯綱町のりんごをたっぷりと味わうことの出来る、創業対象15年の老舗店・明月堂の一番人気スイーツです。
参考:明月堂オンラインショップ
1-3.【りんごスイーツ③】しぼりっぱなしりんごジュース(さみず)
原材料は、「さみずの完熟りんご」のみ。ビタミンCをはじめとした添加物を一切使用していないストレート果汁のジュースです。「しぼりっぱなし」という名前の通り、生のりんごをすりおろして搾ったような香りとコクが特徴です
参考:アップルファームさみず
1-4.【りんごスイーツ④】信州りんごのフィナンシェ(湯田中温泉プリン本舗)
材料は、大地の卵、コンポートした志賀高原の麓で育ったリンゴ(サンふじ)、信州産小麦粉、信州産はちみつ、鹿児島産粗糖、アーモンドプードル、牧草で育った健康的なバター、グラスフェットバター(ニュージーランド産)。
しっとりふわっと焼き上がったフィナンシェは、この商品独特の食感。ぜひお試しください。
参考:湯田中温泉プリン本舗
1-5.【りんごスイーツ⑤】りんごバタージャム(ツルヤ)

最後にご紹介するのは、りんごスイーツというより「りんごのごちそうジャム」。長野県産のりんごを、バターと一緒にじっくり煮詰めて、まるで焼きりんごのような香ばしさと甘さを引き出しています。
テレビで紹介されたことで一時は品薄状態になったこともある、信州産ふじを使った「りんごバター」。これはまさに「トーストをご馳走にする魔法」といっても過言ではありません。
2.長野県産りんごの品種
2-1.ふじ(Fuji)
甘さとシャキシャキ感の王様!
「ふじ」は、全国的にも圧倒的な人気を誇る定番りんご。長野県でもたくさん作られています。甘みが強く、ほどよい酸味とのバランスも抜群。果肉はかためでシャキッとした歯ごたえがあり、ジューシーで香りも豊かです。
● 旬:11月~1月
● 特徴:日持ちが良く、生食にも加熱にも向く万能選手
2-2.シナノスイート(Shinano Sweet)
甘くてやさしい味わいが魅力
「ふじ」と「つがる」から生まれた品種で、名前の通りスイートな甘さが特徴。酸味は控えめで、やわらかめの果肉が口当たりよく、子どもやお年寄りにも人気です。長野県オリジナル品種の一つです。
● 旬:10月上旬~中旬
● 特徴:そのまま食べるのがいちばん美味しいタイプ
2-3.シナノゴールド(Shinano Gold)
さっぱり爽やか、黄金色のりんご
黄色い見た目が美しく、香りもさわやかな「シナノゴールド」は、長野県が開発した人気品種。甘さの中にしっかりと酸味があり、すっきりした後味が特徴です。硬めの果肉で歯ごたえがよく、食べ応えも十分!
● 旬:10月中旬~11月
● 特徴:香り高く、サラダやお菓子にも◎
2-4.シナノドルチェ(Shinano Dolce)
さっぱり×ジューシーでフレッシュな味わい
「ゴールデンデリシャス」と「つがる」を親にもつ、長野県オリジナルの赤りんご。果汁が多く、爽やかな酸味が印象的です。歯ごたえはしっかりしていて、ジュースやスムージーにもぴったり。
● 旬:9月中旬~下旬
● 特徴:早めの時期に楽しめる、フレッシュなりんご
2-5.秋映(あきばえ/Akibae)
濃い赤色が美しい、秋の深まりを感じる品種
深紅に近いほどの濃い赤色が特徴の「秋映」。長野県で生まれた品種で、「つがる」と「千秋」の交配によって誕生しました。甘みと酸味のバランスがよく、コクのある味わいが楽しめます。
● 旬:9月下旬~10月
● 特徴:色も味も“濃い”、個性派りんご
3.りんごがスイーツにぴったりな理由
秋から冬にかけて旬を迎える「りんご」は、私たちの食卓にとってとても身近な果物です。でも、ただそのまま食べるだけじゃなく、焼いたり煮たり、ジュレやタルトに変身したり…スイーツとして楽しむと、また違った美味しさを見せてくれます。
この章では、なぜりんごがスイーツにぴったりなのか、その理由をやさしくご紹介します。
3-1. 自然な甘みが、やさしいお菓子に
りんごの魅力のひとつは、自然な甘さ。品種にもよりますが、完熟したりんごは砂糖を加えなくてもほんのり甘く、それだけで満足感があります。
たとえば、りんごをじっくり加熱すると果糖が引き立ち、やさしくまろやかな味わいに。バターやシナモンと合わせれば、まるで高級スイーツのような深みのある風味になります。
砂糖の量を控えめにできるので、健康を気にする方にもぴったりですね。
3-2. 香りの良さで、五感が喜ぶ
りんごをカットしたときに広がる爽やかな香り。そして焼き菓子にしたときに立ちのぼる、甘くて少しスパイシーな香りは、まさに幸せそのもの。
加熱することで香りはさらに豊かになり、スイーツ全体に上品な果実感を添えてくれます。焼きりんごやアップルパイ、コンポートなどは、その香りだけでも食欲をそそりますよね。
3-3. 食感の変化が楽しい
りんごは、調理方法によって食感が変わるのもスイーツに向いているポイント。
生:シャキッとした歯ごたえ
焼く・煮る:しっとりやわらか
煮詰める:とろけるような口どけ
タルトやパイでは、やわらかくなった果肉がサクサクの生地と絶妙にマッチ。ゼリーやムースでは、あえてフレッシュなシャキ感を残すことで食べ応えもアップします。
「食べるたびに違う表情を見せてくれる」のも、りんごスイーツの面白さです。
3-4. 加熱しても味がしっかり残る
果物の中には、加熱すると味や風味が飛んでしまうものもありますが、りんごは違います。
火を通しても味が薄まらず、香りやコクが際立つので、焼き菓子や煮込みデザートにもぴったり。アップルパイやタルトタタンなど、世界中で愛される名物スイーツにもよく使われているのが、その証です。
3-5. 季節感と安心感がある
秋になるとスーパーや果樹園で赤く色づいたりんごが並び始め、「季節が巡ってきたな」と感じる方も多いはず。
見た目もかわいらしく、どこか温もりや家庭的な優しさを感じる果物。それがりんごです。
だからこそ、贈り物やホームメイドのお菓子にもぴったり。食べた人がほっと笑顔になる、そんなスイーツ作りにぴったりの存在です。
4.まとめ
今回ご紹介したりんごスイーツは、どれも信州ならではの自然の恵みと、作り手のやさしさが詰まったものばかり。
おうちで過ごす時間が増えた今だからこそ、こうしたほっこりとした甘さが、心をふわっと軽くしてくれるかもしれません。ぜひ、気になる一品を見つけて、信州の味わいをおうちで楽しんでみてください。