窓 から始める暖かな家づくり ~ 住まいについて考える ~

窓 から始める暖かな家づくり

~ 住まいについて考える ~
 
高度成長期からおよそ半世紀。その間、住宅は非常に進化してきました。中でも「断熱」に関しては著しく、30年前に建てた家といま建てる家では冬の厳しさがまるで違います。そこで今回は、暖かな家づくりの基本「窓」について優プランさんに伺ってきました。

窓

◇【昔の標準】アルミサッシ+単板ガラス

アルミサッシにガラス1枚。これが昔の日本の窓の標準で、戦後急速に広がった工法です。しかし、現在の新築住宅にはほとんど使われません。アルミもガラスも熱を伝えやすい材料のため、断熱効果が低く、結露も起きやすいからです。このタイプのお住まいには、サッシリフォームにより劇的な断熱効果アップ、および結露の軽減が期待できます。
 

◇【一般的な仕様】アルミ樹脂サッシ+ペアガラス

屋外側がアルミで室内側が樹脂のサッシに、ペアガラスが組まれたタイプです。ペアガラスとは2枚のガラスの間に空気を封入し、熱の伝導効率を抑えた工法です。空気の変わりにアルゴンガスを注入すればより性能は高まり、2枚のガラスの間を真空にすればさらに高性能になります。
 

◇【今後の高性能住宅】オール樹脂サッシ+トリプルガラス

屋外側にも室内側にも樹脂製のサッシを用いた上で、トリプルガラスを組み込むタイプです。トリプルガラスとは、ペアガラスでは1つだった中間層を2つにする仕様です。また、オール樹脂サッシとは、外側も内側も樹脂製サッシを用いる工法です。樹脂サッシの最大の特徴は、アルミに比べて約千分の一といわれるほど熱伝導率が低い点です。そのため、外気温の影響を抑えるので結露が生じにくく、カビ・ダニの発生を防ぐというメリットがあります。この仕様は、今後は主に寒冷地の高性能住宅での採用が広がると思われます。
 

◇ サッシリフォームの問題点

昔の標準「アルミサッシ+ガラス1枚」なら、サッシリフォームによる効果はてきめんかと思います。しかし、サッシリフォームには大きな問題があります。断熱とは、部屋単位で考えるものではなく、一棟の住宅単位で考えます。そのため、一部屋のみ断熱効果を高めると、それ以外の部分に負荷がかかり、逆に今まで結露していなかった部分(例えば壁の中など)が結露を起こす場合もあります。
 
住まいは暮らしの中心です。住宅全体を考慮しつつ、どうすれば暖かな暮らしが送れるかが重要です。リフォームか新築か。ぜひ工務店などと相談しながら、この冬を健康にお過ごしください。

 
- 取材協力 -
株式会社 優プラン
http://www.you-plan.biz
代表取締役
松中 広一 氏

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