【2019年秋号 巻頭特集】
はじまり、ね。
松本市初の信号機は、「松本城」入り口前の信号機
松本市における信号機・第一号にまつわるお話を、松本アルプスライオンズクラブ第55期会長に伺ってきました。
▼目次
1.松本市初の信号機
2.松本市初!ピーポー音の救急車
3.地域の皆様と手を取り合って
1.松本市初の信号機
松本アルプスライオンズクラブは、昭和40年に結成された奉仕団体です。そして、結成したその年に、私たちは松本城の前の交差点に信号機を寄付したのですが、それが松本市で最初の信号機となりました。
当時はまだ自動車がそこまで普及していない時代でしたが、車社会の到来を見据えた、ライオンズクラブらしい未来へ向けた活動だったと思っています。
2.松本市初!ピーポー音の救急車
昭和45年、松本アルプスライオンズクラブは結成5周年を迎え、その時には救急車を寄贈しました。そして、その救急車もまた、栄誉あることに「松本市で初めて」という性格を持つものとなりました。
それまでの救急車は、消防車と同じ「ウー」というサイレン音でした。しかし、ちょうどその年に救急車のサイレン音が変更されることとなり、私たちが寄贈した救急車が松本市で初めてとなる、救急自動車専用「ピーポー」音電子サイレンの救急車となりました。
3.地域の皆様と手を取り合って
私たちは毎年の継続事業として、いくつかの活動に取り組んでいます。
松本駅前にて定期的に行っている献血啓発活動(ティッシュ配り)や、高校生を対象とした薬物乱用防止講座の開設、および、結成20周年を記念して始まった弘法山への桜の植樹などはその一つです。
特に弘法山への桜の植樹は市民と手を取り合って進めてきた事業で、今では桜は5,000本近くにまで増加。山全体が桜の名所として多くの方に親しまれるようになりました。
その一方で、松本アルプスライオンズクラブは今年、結成55周年を迎えました。そして、それを記念して、アルプス公園に山の案内を、あがたの森公園にベンチを設置し、松本警察署には薬物乱用防止の啓発用ポケットティッシュを寄贈したりと、例年にも増して奉仕活動に注力しています。
今年の当クラブのスローガンは「わ」です。
和・輪・話。
会員各々が、様々な「わ」を漢字にして持ち寄って、クラブ会員一丸となって奉仕の道のりを歩んでおります。
私たちはこれからも、地域の皆様と互いに手を取り合って、すべての人に貢献できるよう尽力します。
より良い社会の発展に、少しでも貢献できますように。
それが私たちの願いです。
そして、それを実現するために、私たちは人々に健康と希望をもたらすという目標を常に掲げ続けます。
- 取材協力 -
松本アルプスライオンズクラブ
第55期会長
藤木 茂