子供でもシニアでも。デジカメでもスマホでも。
誰でも美しい写真が撮れるテクニック
プロとアマの違いは、写真の出来(クオリティ)ではありません。また、アマチュアでも人物と料理の写真は、ポイントを抑えれば誰でも美しく撮影できます。プロカメラマンに美しい写真の撮り方を伝授していただきました。
その思い出は、本当はもっと美しい。
▼目次
1.プロでなくても良い写真は撮れる!プロとアマの違いとは?
2.人物写真の撮り方
3.料理写真の撮り方
4.レジャー感覚で撮った写真は、やがてトレジャー、宝物になる。
1.プロでなくても良い写真は撮れる!
プロとアマの違いとは?
ご存知の通り、アマチュアでもプロ顔負けの写真はいくらでも撮れます。では、プロとアマの違いは何でしょう。実は、その違いは写真の質ではありません。時間です。もし、撮影時間が無限にあれば、アマチュアにも良い写真はいくらでも撮れることでしょう。しかし、プロは違います。必ず数枚に1枚は「良い写真」が撮れます。なぜなら、撮影の基本を理解した上で、豊富な経験があるからです。そうなんです。プロは「どう撮れば美しいか」を知っているから、短時間でベストな写真に辿り着けるのです。
2.人物写真の撮り方
- 人物写真の美しい構図は、たったの4つ -
美しい人物写真は、4つのサイズに分類できます。バストアップ・上半身・七分身・全身です。そして、それぞれのサイズでカメラの位置は決まっています。バストアップや上半身写真は上目から撮影。七分身ならやや上から、全身写真は地面と水平に構えて撮影します。理由は、カメラのレンズは遠いものは小さく、近いものは大きく写す特性があるからです。実際には、例えばバストアップや上半身を上から撮影すれば、目が大きく顎がシャープに映ります。一方、全身写真を上目から撮れば、顔が大きく足が短く映ります。
3.料理写真の撮り方
- 美味しく見える写真は、必ず光を味方にしている -
おでかけの楽しみの一つ、料理やスイーツ。そんなおいしい写真は、間違いなく最高の土産話になります。では、料理はどうすればおいしそうに撮れるのでしょう。一番大切なのは「光」です。例えば、外食先のお店では、まず光がたくさん入る窓際の席を選ぶことが肝心です。お料理の写真は、そもそも光が足らないと、おいしそうな写真は撮れません。そして、次に重要なのが「光の向き」です。しかし、完全な逆光で撮影するのではなく、光が料理の斜め後ろ45度から差す「半逆光」がおススメです。そうすることで料理が立体的に見え、とてもおいしそうな写真が撮れると思います。ちなみに、直接的な光でなくても構いません。壁に反射した光を使っても、柔らかな光でおいしそうな写真が撮れます。
4.レジャー感覚で撮った写真は、やがてトレジャー、宝物になる。
現代では世界中で毎分72万回以上のシャッターが切られ、まさに「今」が世界中で記録されています。写真はそれほど、とても身近な存在です。しかし、一方で「遺影がない」と悲しむご遺族もいます。「もっと素敵な写真で毎日会いたい」そう後悔している方も少なくありません。だからと言って「遺影を撮らねば」と、力む必要はないと思います。
「食事の前に写真を撮ろうか」
それでいいと思います。写真は将来への記録ですが、撮影は今を楽しむイベントです。娯楽の一つです。
「一緒に写ろう」
そんな理由で、家族がもっと集いますように。それが私の願いです。
私はプロのカメラマンとして、これからも写真と皆様の心に残る素敵な思い出づくりをお手伝いさせていただきます。一緒に2018年をたくさん写して残しましょう!
― 取材協力 ―
キーフォト
長野県松本市笹部3丁目19番16号
代表 中村 健二 氏
http://www.key-photo.jp