あったまる話② ~ 少しほっこりしませんか ~

  1. コラム

【2018年冬号 巻頭特集】 あったまる話

今年も寒い冬がやってきました。そこで、皆さんに心温まるお話をお届けします。今回は、社会医療法人財団 慈泉会 理事長・相澤病院 最高経営責任者である相澤孝夫様、松本アルプスライオンズクラブ 題54期会長 上松伸様、有限会社 寿昇運 代表取締役社長 赤羽昇様、長野グリーンシティライオンズクラブ 第5期会長 五明久昇様からお話を伺ってきました。

 
あったまる話②

【 あったまる話② 】
ヘレン・ケラーのように

今でも鮮明に覚えています。小学四年生の時です。私はテレビで初めて「ヘレン・ケラー」を知りました。あの、何事にも果敢に挑戦する彼女の姿は本当に衝撃的で、私はすぐに彼女の伝記を購入すると、何度も何度も読み返したものでした。
 
それから数年後、社会人になった私は松本アルプスライオンズクラブに入会しました。自己成長の場を求め、奉仕活動を通して社会に貢献したかったからです。駅前でティッシュを配りながら献血を呼びかけたり、仕事の傍ら様々な奉仕活動に取り組みました。が、そんなある時のことです。私は偶然、ライオンズクラブがヘレン・ケラーと深く関わっていることを知ります。私たちは会合などの折に士気を高めるため「ウォー!」と咆哮をあげる儀礼「ライオンズ・ローア」を行うのですが、その由来がヘレン・ケラーにあることを知ったのです。
 
1925年、アメリカ・オハイオ州で開催された第9回ライオンズクラブ国際大会の記念講演でのことです。招待されたヘレン・ケラーは全世界から集まったライオンズメンバーに向かい、秘書サリバンの手話通訳を通じ、次のような声なき声をあげました。
 
「私のような不幸な人間が二度とこの世に現れないよう、皆さまのお力によって失明の予防と盲人の援護をお願いしたいのです。あなたのランプの灯を少し高く掲げてください。見えない人々の行く手を照らすため!ライオンズよ、闇を切り開く盲人の騎士となれ!」
 
その瞬間、満場のライオンたちは思わず総立ちになり「ウォー!」と叫びました。それはまさに「よし、受けて立つぞ」という決意の現れでした。実際、それ以降のライオンズクラブは、盲人厚生に尽力します。白い杖を世界に普及させ、盲導犬育成訓練を支援し、アイバンクを各地に設置します。
 
ウォー!
 
期せずして放たれたこの雄叫びこそ、ライオンズクラブ特有の儀礼「ライオンズ・ローア」の期限だったのです。
 
私はこの話を聞いたとき、少年時代に読んだヘレン・ケラーの本を思い出しました。と同時に、ライオンズクラブの一員であることを誇りに思い、奉仕の喜びを再認しました。もっと自分にできることはないだろうか。そう真剣に考えましたし、松本アルプスライオンズクラブ会長を拝命してからは、さらにその想いは強くなりました。が、仕事もあり、家庭もあり、一日が24時間しかない以上、休日を返上しても全てをこなせないことがあります。正直、めげる時もあります。それでも、ヘレン・ケラーはこんな言葉を残しています。
 
「自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にしかなれないのです」
 
私にはもっとできることがあります。ライオンズクラブにも無限の可能性があります。そして、皆さまの善意も無限大です。そこでお願いがございます。どうか皆さまのお心で、献血・献眼・献腎の三献へご協力いただけないでしょうか。皆さまの善意により、病気や怪我で苦しむ人たちを救っていただけないでしょうか。
 
私たちはこれからも、創造力あふれる地域貢献活動に励みます。一緒に、超寿な長寿国・信州を築きましょう!

 
松本アルプスライオンズクラブ
第54期 会長
上松 伸
https://www.alpslions.jp/

 
あったまる話① 困っている人のために、愚直にまっすぐ。
あったまる話③ 「ありがとう」の輪が、もっと広がりますように。
あったまる話④ 自分たちも参加して楽しむ、という奉仕。

 
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