介護離職 ゼロをみんなで目指そう!

  1. 介護

介護離職 ゼロをみんなで目指そう!

~ 介護のささえ ~

 

いま介護離職が大きな問題となっていて、「ミッシングワーカー」という言葉もしばしば耳にするようになりました。そんな現状の中、何か私たちができることはないのでしょうか。介護施設を複数運営する小林さんに伺って来ました。

 

◇ ミッシングワーカーとは

ミッシングワーカーとは、家族の介護などを理由に会社を離職、あるいは休職したが復職できず、社会参加が困難になった労働者を表します。日本には100万人以上いるとも言われており、彼らは求職活動をしていないため雇用統計の「失業者」には反映されず、労働市場から”ミッシング(消えた)”状態であることからそう呼ばれています。

 

◇ ミッシングワーカーを救いたい

弊社ではミッシングワーカーの孤立化を少しでも防ぐため、離職して一人で介護をしている方を対象に、弊社独自の「同伴デイサービス」を実施しています。自宅で介護している方が介護されている高齢者と一緒にデイサービスに来て、デイサービスの手伝いをして一緒に帰る、または預けて帰るというものです。
主な特徴は、デイサービスのお手伝いをしていただくことで、介護保険の自己負担分が給与でまかなえる上、チームで介護にあたるので仲間ができ、介護の相談がしやすい環境づくりが期待できます。また、在宅介護のヒントも得られますし、何より介護者の孤立化を防ぐことができると思っています。

 

◇ 介護離職ゼロを目指して

介護離職やミッシングワーカーの問題は、取り組み次第で解消できると考えています。そこで皆様にお願いです。もし介護についてお悩みのご友人・身内の方がいらっしゃいましたら、離職は留まるよう説得してください。それから、介護離職ゼロを目指す私どものような会社・団体への相談を勧めてください。
もし経営者であったり人事をご担当されている方でしたら、大切な従業員が介護離職する前に、一緒に私たちとお取り組みを始めましょう。
離職しなくても大切な人の介護ができる方法はあるはずです。例えば、朝は要介護者と一緒に家を出て、デイサービスに預けてから出勤。退社時にお迎えに来ていただき、一緒に帰宅。そんな生活スタイルに変えるだけで、離職は避けられることもあるのです。

 

介護離職をなくしたい。あるいは、弊社独自のサービス「同伴デイサービス」について聞いてみたい。そんな方は0263-98-5345までお問合せください。一緒に介護について考えてましょう。お電話お待ちしています。

 

- 取材協力 -
株式会社 想礼優(ソレイユ)
代表取締役 小林 匡善 氏
ホームページ:https://www5.hp-ez.com/hp/soleil-co/

 

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前話 介護保険制度の見直しで自己負担が増額

 

① 介護保険の仕組み
② 水分補給で健康障害を予防しよう
③ 介護保険法改正で介護保険はこんなに変わる
④ 新介護保険制度を問う ~また介護保険制度が変わります~
⑤ 冬に気をつけたい脳卒中
⑥ 介護離職ゼロに向けて
⑦ 関心急増「お泊まりデイ」
⑧ いざ、という時に慌てないために、今から介護制度について学んでおこう
⑨ 介護保険サービス利用の際に、必要となる手続きと注意点
⑩ 介護認定を受けた後の、介護サービス利用の流れについて
⑪ 2025年問題、これからの介護が進むべき道は
⑫ 認知症社会へ向けた対策と理解
⑬ 介護保険の負担増!?今後の対策を考える。
⑭ 介護業界から「虐待」を追放するには
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