玄米 は健康に理想的な食事【玄米で、元気な毎日】

  1. 暮らし

玄米 は健康に理想的な食事

玄米 は、健康に最も理想的な食事だという説があることをご存知ですか。そこで今回は、「健康は良い素材を選ぶ」をコンセプトに玄米食の普及活動に取り組んでいる、株式会社 大将印の中村代表取締役にお話を聞いてきました。

玄米 健康に最も理想的な食事

◇ 「予防」という概念が生まれたきっかけ

治療する健康が主流だった1960年代後半のアメリカでは、国民の医療費は膨れあがっていました。そこで当時のニクソン大統領は、アポロ計画に投じていた巨額の予算をがん死亡率の半減を目指した事業に投入し、治療技術の改善に取り組みます。が、効果が上がりませんでした。そこで方向転換が図られ、治療で医療費の削減ができないなら、予防することで実現しよう、という新しい考え方が生まれます。

 

◇ 「予防」で注目された「和食」

そんな中、1975年、当時のフォード大統領はジョージ・S・マクガバン上院議員を委員長とする栄養問題特別委員会を設置します。そして1977年、同委員会は、通称「マクガバン・レポート」という5,000ページにも及ぶ膨大なレポートを発表し、「最も理想的な食事は、日本の元禄時代以前の食事」とする報告をまとめます。これには全米が衝撃を受けます。そして、それが契機となって、欧米で和食ブームが沸き起こります。

 

◇ 和食が健康的?玄米が健康的?

ところで、なぜ「元禄時代以前の食事」なのでしょう。実は、日本の精米技術は元禄時代に大きく進歩し、この頃から日本人の多くが白米を食べるようになりました。その結果「江戸わずらい(現在の「かっけ」)」が江戸で大流行します。お米を精米したことで、胚芽に含まれるビタミン、酵素、ミネラル、食物繊維など、貴重で重要な栄養素を失ったからでした。そうなのです。マクガバン・レポートが「理想の食事」としているのは、「和食」と言うよりも「玄米」なのです。だから「元禄時代以前の日本の食事が理想的」と報告しているのです。
 
それからおよそ四十年。色々な機関が玄米に関する様々な調査報告をまとめています。が、それはまた次の機会に。皆さんの毎日が、玄米で元気になることを信じています。

 
- 取材協力 -
株式会社 大将印
http://www.okome-taisho.com
代表取締役 中村 弘明 氏

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