二世帯同居 は三世代に良いコトづくし
〜親世代・子世代・孫世代が一緒に住むべき訳〜
二世帯同居 で後悔した。時折そんな話を聞きますが、物事には必ずメリット・デメリットがあります。しかし、最近では経済的理由や介護、教育的な理由などで、二世帯住宅を選択する人は増えています。二世帯同居のメリットを、孫世代・子世代・親世代の三世代に分け、まとめてみました。
◇ 孫世代にとって
祖父母の存在は、教育上良いことづくめです。まず、思いやりが自然に育つという点。祖父母と日常的に接していれば、高齢者の体力面の問題などは自然と理解していきます。結果、自分の祖父母だけでなく、周りの高齢者に手を貸したり、弱者をいたわる心が自然と身につきます。
また、多世代と関わりながら育った子は人間性が豊かになりますし、時に両親に叱られたときなどは、祖父母とのふれあいが「逃げ場」として機能することもあるでしょう。二世帯住宅による「孫共育」は、子どもの成長にとても良い影響を与える環境のようです。
◇ 子世代にとって
子世帯にとって親との同居は、家事・育児の日常的サポートや生活費の削減など、経済面・精神面で大きな支えとなるようです。
また、近年「育児の孤立化」が社会問題として注目されていますが、二世帯住宅での暮らしはこうした問題の解決にもつながるのではないでしょうか。
◇ 親世代にとって
親世帯では、孫の成長を間近に見ることができる点や、季節行事を大人数で楽しめる点が魅力のようです。暮らしにメリハリができ、活躍の機会が得られる事、生活に張り合いが生まれ、毎日を若々しく過ごせる事など、生活のマンネリ化が防げることも親世帯にとってはメリットでしょう。
◇ 今後にとって
高度成長期以降、急速に核家族化が進んだ結果、高齢者の孤独死や地域・家族の絆の希薄化など、無縁社会問題は次第に深刻になりつつあります。それら全てが二世帯住宅により解決できるとはいいませんが、こんな時代だからこそ、もう一度「絆」を見直しながら、核家族から二世帯住宅・三世代生活への回帰を考えてみるのもいいことではないでしょうか。
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次話 より良い住まいを求めて
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