助成金 で快適な暮らし
住まいは暮らしの一部です。しかし、長く住めば住むほど、慣れにより不便さが分かりにくくなります。しかし、今年度は、長野県が信州型住宅リフォーム助成金と銘打って、リフォームの支援をしています。快適な暮らしとはどういったものなのか、一緒に考えていきましょう。
◇ 冬の寒さと健康
近年よく耳にする「ヒートショック」。急激な温度の変化が、身体に悪影響を及ぼす現象を指します。特に冬場は、トイレや脱衣所など暖房器具がついていない部屋と、台所や居間など暖房が効いている部屋とでは室温に大きな差が生じます。この状況で、寒暖の差が激しい部屋間を移動すると、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす可能性が高くなると言われています。
◇ ヒートショックへの対処法
ヒートショック対策を簡潔に言えば、急激な寒暖差をなくす、の一言につきます。では、具体的にどうすればいいのか。とにかく、外気の寒さを室内に持ち込まない(室内の暖かさを外に逃がさない)ようにすることです。隙間をなくし(高気密)、壁や床などから寒気を伝えづらくする(高断熱)ことです。そうすれば、住まいを暖かく保つことができます。(夏は涼しさを保てます。)
◇ 助成金を活用する
とは言え、対策を立てるにも費用が発生します。そこで、長野県が実施している「信州型住宅リフォーム助成金」の活用がオススメです。「浴室と脱衣所」か、「寝室」のどちらか一方を断熱改修工事をすることが最低条件となりますが、この対象以外の部屋も併せて断熱改修工事をすれば、その分、助成金が加算されます。 他にも、一緒に工事をすることで助成金が加算されるケースもあります。例えば、バリアフリー化の推奨として「床の段差を解消」、部屋の「出入口の幅を拡張」、和式から洋式へ「便器の取り替え」などです。
◇ 快適な暮らしを得よう
暮らしの一部である住まい。そして、住まいと健康は密接な関係にあります。今では、リフォームの相談を無料で実施しているところもあります。中には、福祉住環境コーディネーターが在籍しており、「今」だけではなく、「未来」も見据えた提案をしてくれます。これから本格的に寒くなります。その前に、ご自身だけではなく、住まいの健康診断もしてみてはいかがでしょうか。
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