【ペットOK】環境に優しいシロアリ対策「ベイト工法」

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【ペットOK】環境に優しいシロアリ対策「ベイト工法」

シロアリは冬眠をしないため、季節を問わず活動します。そんなシロアリに有効な対策とは。また、ペットがいても大丈夫なシロアリ対策はあるのか。比較的新しいシロアリ対策「ベイト工法」について、長野のシロアリ駆除専門家「長野住宅環境」の代表・相阪さんにお話を伺ってきました。

あなたの知らない害虫・害獣の世界

▼目次
1.アリが冬にしていること
2.シロアリをどう駆除するか
3.巣を根絶する駆除法
4.ベイト工法の特徴

シロアリ

1.アリが冬にしていること

実は、シロアリは冬眠をしません。春夏と同じように活動しています。ただ、動きは極端に鈍くなるので、その食害のスピードは弱まります。しかしゆっくりとですが確実に、被害は進行させています。冬だからといってシロアリに安心することはできません。

2.シロアリをどう駆除するか

最も知られているシロアリの駆除法は、バリア工法と呼ばるものです。触れたり(接触毒)、食べる(食毒)ことで効果が得られる薬剤を散布し、文字通りシロアリの侵入ルートを防ぎ(バリア)ます。ただし、井戸近くや河川付近では使用が制限されることもありますので、ご注意ください。また、持続効果は、薬剤の種類や使用場所によって変わりますが、5年から半永久的と多岐にわたります。

3.巣を根絶する駆除法

一方、比較的新しい防除法に、ベイト工法というものがあります。シロアリは仲間へエサを分け与える習性があります。また、脱皮ができないと死に至ります。その生態を利用して防除するのが「ベイト工法」です。まず、家の周りにエサとなる薬剤を仕掛け、その薬を巣穴へ行き渡らせます。薬を食べたシロアリは、順に脱皮ができなくなり死に至ります。そのため、ほぼ確実に巣を根絶に導きます。

4.ベイト工法の特徴

住宅の周りに薬剤の入った容器を埋め込むベイト工法では、大掛かりな薬剤散布が不要な上、床下にも入りません(ただし、調査時にはもぐることもあります)。また、使用する薬剤は脱皮をする生物のみに優れた効果を示すため、人やペット、植物には影響がありません。バリア工法と比べて即効性の面では劣りますが、ベイト工法はとても安全な防除法なのです。

冬だろうと「まさか」はありえます。そして、暖かくなれば、シロアリはより活発に活動します。被害を最小限に抑えるためにも、少しでも違和感を感じたら、すぐに専門業者に問い合わせてみましょう。

- 取材協力 -
長野住宅環境有限会社
代表取締役
相阪 国広 氏

住所:長野県長野市川中島町御厨1387-3
電話:026-214-9002

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