【話題のテレビ】病院の治しかた
相澤病院の実話をもとに作られたドラマ
令和2年4月18日より毎週土曜日 午後2時放送
スピードスケートの小平奈緒選手が所属する相澤病院。その相澤病院がモデルとなったドラマが今話題となっています。そこで、このドラマの基となった「患者に医療を取り戻せ」の著者である塚本さんにお話を伺ってきました。
病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~
SBC信越放送 毎週土曜ごご2時~
出演:小泉孝太郎、高嶋政伸ほか
テレビ東京「病院の治しかた」が注目を集めている。初回が月9と同時刻にもかからわず高視聴率を叩き出し、その後も人気を維持したままエンディングを迎えた。このドラマ、松本市にある相澤病院の実話をもとに作られたにも関わらず、地元の長野県内では放送されていない。
ところが先日、長野県内で放送が始まるという情報が舞い込んだ。初回の拡大スペシャルは4月18日(土)午後2時スタート(予定)である。
そこで、ドラマのモデルとなった相澤病院の経営改革を描いた著書「患者に医療を取り戻せ」の著者である塚本建三氏に話を伺った。
-- ドキュメンタリーの次は、ドラマになりましたね。
小平奈緒さんの金メダルに続き、相澤孝夫先生がテレビ東京の「カンブリア宮殿」に出演され、今度は連続ドラマです。一報を聞いたときは、嬉しかったですね。
実際にドラマを見てみると、銀行がM&Aを仕掛けたり、私がブレーキ役だったりと、事実とは異なる脚色や創作があって驚きました。が、ドラマはそもそもフィクション。「事実は小説よりも奇なり」です。本当にあった相澤先生の経営改革に関心を持つきっかけになれば、私はそれで十分です。
-- 高嶋政伸さんは、塚本さんをモデルとした役だと聞きました。
そうなんです。これも嬉しいことですよね。私は「自分は豊臣秀吉の弟・秀長のような補佐役でありたい」と自著に書いているのですが、先日、高嶋さんにお目にかかった時のことです。
「私は15年ほど前、大河ドラマで秀長を演じているんです」
とおっしゃるものですから、これにはもう強い縁を感じ、大いに盛り上がったものでした。
-- 著書「患者に医療を取り戻せ」がとても気になってきます。
この本は、相澤先生がわずか十数年でいかにして、大赤字の民間病院を地域に強く求められる大病院へ成長させたのか、その実話を私の視点で赤裸々に綴ったものです。
私たちは患者さんに医療を取り戻すために様々な改革を実行しましたが、最初の一歩は赤字の解消でした。
「恒産なくして恒心なし」。
財政面の安定がなければ、良質な医療の提供も、その想いを貫くこともできないからです。
本当に懐かしい話です。今や日本病院会の会長として日本を代表する相澤先生も、理事長に就任したての頃は経営と診療の二足のわらじで、ドラマで「暴走特急」と呼ばれる有原先生のような一面もありました。私との打ち合わせは毎回夜中になり、帰宅はいつも午前様だったんですよ!
この本を読んでいただければ、ドラマが数倍おもしろくなると思います。ぜひ手に取ってドラマをご覧ください。
- 取材協力 -
塚本 建三 氏
社会医療法人財団 慈泉会 前常務理事・本部長
八十二銀行を退職し、退路を断って相澤病院へ。財政の健全化と人材確保で相澤孝夫氏の病院改革を支えた。
著書「患者に医療を取り戻せ」は相澤病院のウェブサイトと売店で購入可能(1,200円)。
※現在、書店での取扱は終了している。
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https://w3.ai-hosp.or.jp/aihosp/kanjani2.html