年齢なんて関係ない【シニアにおすすめ】軽登山の歩き方

  1. コラム

80歳過ぎても元気でいるには
【シニアにおすすめ】軽登山の歩き方

軽登山とは?何歳になっても山を登る歩き方とは?元プロ野球監督・野村克也氏の持論も引用しながら、どうすればいくつになっても登山が楽しめるのかを紹介します。

▼目次
1.軽登山とは
2.軟弱者が、シニアになっても元気でいられる理由
3.プロ野球の元監督野村克也氏の持論
4.80歳過ぎても元気に歩くために

歩こう 軽登山

1.軽登山とは

「 軽登山 」て言葉、辞書にはありませんよ。でも、軽度な登山、といった感じはわかりますよね。基本は日帰り(それも半日くらい)。高低差は500m前後に止め、歩行時間も全行程3、4時間以内ぐらいの軽い登山です。

2.軟弱者が、シニアになっても元気でいられる理由

余談ですが、私は十代に町場(松本市)の山岳会に入って登山の基礎を教わり、その後北アルプスの山岳パトロールを数年やりましたが、生来軟弱な私は、背負うザックの重さはせいぜい20キロぐらいで、それ以上を背負えと言われると「無理です。重すぎます」と逃げまくっていました。実際は30キロぐらいは背負って歩けましたが、死ぬほどキツイので逃げていたわけです。仲間達には50キロ以上背負って槍・穂高を闊歩する奴が何人もいました。それから40有余年、現在彼らの多くが腰痛で悩んでいます。腰椎の間の軟骨(骨と骨の間のクッション材)が擦り減ってしまって歩くのも大変だと言う者もいます。原因は重い荷物を背負って長時間行動していたことです。私の軟骨もだいぶ擦り減っているそうですが、軟弱だったおかげで軽度で済んでいます。

3.プロ野球の元監督野村克也氏の持論

その他、キツイ運動は結局身体に良くないようです。とりわけ年齢が高くなったら「軟弱」な方が長持ちするようです。プロ野球の元監督野村克也氏の持論は「ゾウでもカメでも、ノロノロしている動物が長生きだ。だから俺もノロノロと行動している」と言っていました。山登りもできるだけノロノロ行動していれば長持ちします。

4.80歳過ぎても元気に歩くために

というわけで、軽登山のススメですが、できたら毎月一回は登山靴を履いて近くの山に出かけるような習慣を持ったらいいですよ。最初は相当の決意をもって出かけることになっても、習慣化したら、一杯ひっかけに出かける程度の気軽さで野山に親しめるようになるでしょう。そうすると、80歳ぐらい過ぎても平気でちょっとした山に登り続けられます。実際私の周囲にはそんな御老体が何人もいて、時々その方達の軽登山にお供しています。
そんなお供の軽登山で出かけた山々は松本市周辺だけでも2、30を数えるくらいになっています。80歳過ぎの(ただし相当元気な)諸先輩方が踏破した山々です。是非お出かけしてみてください。

- 記事 -
松本城ロータリークラブ
会長 田内 正一 氏

本、出しました。

当サイトで最も高い閲覧数を誇る「今昔」。
それをさらに掘り下げ、書き下ろしました。

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