お金を守る には
お金を守る には、お金の置き場所が重要になってきます。財布・銀行・証券会社・保険会社。お金の置き場所は色々ありますが、実はその置き場所によって、損得が明確に分かれます。皆さんは、大切なお金をどこに置いていますか?ちゃんと得する場所に置いていますか?もし「得」を感じていないなら、預け先なども含めて、置き場所の変更をお勧めします。
乳がんになってしまった佐藤ゆかりさん(仮名・47歳)。5年間で約三百五十四万円の治療費がかかりました(図)。この金額は、高額療養費を引いた自己負担金です。さらに、病前より収入が1/7まで激減してしまいました。今では男性の62%、女性の46%が「がん」になる時代。決して他人ごとではありません。では、がんなどの病気に備えるには、どうしたらよいでしょう。まず、まっ先に思い浮かぶのは保険ではないでしょうか。そこで、佐藤さんが罹患する2年前の40歳を例としてみましょう。
保険料が約6,000円の「がんと診断されたら300万円が給付」される保険や、保険料が約5,000円の「働けなくなったら毎月30万円が給付」される所得補償保険などがあります。ただし、純粋な保険のため、ずっと健康でいた場合は掛け捨てとなります。掛け捨ては……という方にはこんな方法はいかがでしょう。
佐藤さんが30歳の時に、保険料が26,000円で60歳の満期時に1,000万円戻ってくる、ある特殊な積立保険に加入していたとします。その場合、乳がんになった42歳からは26,000円の積立が免除された上、60歳の満期時にも1,000万円が支払われます。
「がんになってもならなくても損はない」、外資系保険会社の人気商品です。
このコラムのタイトルである「お金の置き場所」として考えた場合、毎月26,000円は、保険ではなく運用にあてた方が、金銭的にはお得です。ちなみに、26,000円を30年間積み立てる場合、年利7%の複利で運用できれば、佐藤さんが60歳で受け取る金額は約3,000万円まで増えます。
信じられないような数字に聞こえるかもしれませんがほんとうです。私はこれを「複利の魔術」と言っています。さらに、この「複利の魔術」を使えば、30年後に、3,000万円受け取るための必要な先行投資は約400万円です。実際の7%運用方法や、どんな商品があるのかは毎月開催の無料セミナーでご確認ください。
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エムズFP事務所
代表 村松 郁夫
ホームページ:http://www.nagano-agri.org/
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