額縁と地震対策 / 空家と税金

  1. コラム

額縁と地震対策 / 空家と税金

地震大国日本。地震の脅威は常について回ります。
ここで一つ質問。
地震対策はしていますか。
家の制震、耐震化はよく知られていますが、人の管理も重要です。人が住まなくなった家屋は傷みが早まり、倒壊しやすくなります。これは、空家が問題視されている理由の一つでもあります。また、家の中には、テレビやタンスなどの大物家具をはじめ、対策を施さないと危険なものは多くあります。特に額縁などの飾りものは、落下した際に危険が伴い、二次災害の恐れもあります。
 
そこで今回は、「 額縁と地震対策 」、「空家と税金」についてご紹介します。

額縁と地震対策
 

◇ 地震対策のススメ

平成28年に日本で観測された震度3以上の地震は、650件を超えています。これは一日に2回、震度3以上の地震が発生している計算になります。午前に一回、午後に一回の割合です。そんな地震大国・日本ですから、お部屋に飾る大切な想い出には、やはり地震対策が必要です。例えば、アクリル製の表面カバーは非常に効果的でしょう。従来の一般的なガラス製品より軽いため、地震による落下の可能性が軽減できます。また、仮に落下したとしても割れにくく、破片の飛散などによる二次被害も抑えることができます。
 
アクリルは水晶のように透き通った美しさ、艶、優雅な光沢から、「プラスチックの女王」とも呼ばれています。ガラスに勝るとも劣らない質の高さを誇ります。大切な想い出は、いつまでも大切に。ぜひこの機会に、大切な想い出にも地震対策を検討してみてください。

地震対策のススメ

 

 

◇ 空家と税金

「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施工され、「特定空家」という新しい概念が生まれました。倒壊の危険、害虫・害獣による二次被害の発生などが「特定空家」に指定される要因となります。そして「特定空家」に指定されると、今まで受けていたいくつかの優遇措置は受けられなくなります。特に固定資産税は大きな影響を受けます。家屋がある場合、今までは住宅用地が二百㎡以下で課税標準額の 、二百㎡を超える場合は課税標準額の と優遇措置を受けることができました。しかし「特定空家」に指定されると、固定資産税は今の3倍以上もの負担増が予測される上、最悪の場合は行政による強制対処が執行されます。
 
これからは空家を持っていると損する時代です。いま空家を抱えている人はもちろん、今後空家となってしまうことが懸念される方は、国から大きなペナルティを科される前に、一度専門家の方に相談してみてはいかがでしょうか。
 
空家
 
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