保年金 の実態を知って、明るい終活
~ お金のお話 ~
◇ 満額受給者は少ない
厚生労働省の発表によれば、年金支給額は「国民年金が平均月額で55,000円、厚生年金は147,000円」です。国民年金の制度上の支給額は月額65,000円ほどですから、いかに満額を受け取っている人が少ないかがわかります。一方、厚生年金については、厚生労働省では夫婦二人のモデルの想定支給額を公開しています。これは、40年間サラリーマンとして働いた夫と専業主婦の組み合わせ(厚生年金が支給される男性と、国民年金だけの女性という組み合わせ)が想定されており、その金額は「221,277円」。この金額は実際に支給されている額に近い数字です。
◇ 平均生活費
公益財団法人生命保険文化センターによれば、日本で生活するのに最低限必要となる金額は、月額220,000円、ゆとりある生活を過ごすにはさらに月134,000円が必要と言われています。つまり、趣味や娯楽を充実させた生活を送るためには、公的年金だけでは不十分というわけです。そこで「働く」という選択肢も出てくると思うのですが、気をつけたいのは「働くことで生じるリスク」です。ケガなどの万が一に備え、「就業保障」などについて知識を深めておくことをお勧めします。詳しくは保険会社および保険代理店にお訊ねください。
◇ 明るい終活
終活はその言葉の響きから、多くの方が「終わるための活動=死」をイメージしているようです。が、それは間違いです。終活は「セカンドライフを充実させるための活動」です。ですから、老後の生活について考えることは終活ですし、リタイア後にもう一度働き始めることも終活です。もちろん、葬儀や相続について考えることも終活です。しかし、生活する上でとても重要なのはお金です。したがって、年金について知ることは非常に重要な終活と言えますし、万が一の際の保障を考え、保険を見直すことも大切な終活です。
保険は未来を安心して生きるための財産です。老後の暮らしはもちろん、大切な家族に円滑に残すことにも役立ちます。終わるためではなく、次のステージを楽しむために。いかがでしょう。一緒にライフプラン(保険)を考え、終活に取り組んでみませんか。
- 記事 -
A and A 株式会社
嶋田 加代子 氏
ホームページ:http://www.aanda.tokyo
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① 終活を始めて、お金と暮らしの計画を立てよう
② なぜ、エンディングノートは書いた方が良いのか
③ エンディングノートと財産管理
④ エンディングノートはこう使え!
⑤ エンディングノートは気軽に始めよう
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