さよなら、平成

さよなら、平成

~ 元号と、考える。 ~


「平成」の世も残りわずかとなりましたが、元号は西暦645年の「大化」から始まり、今の「平成」までの期間で247あります。過去には一人の天皇で8回も改元された天皇がいたようですが、明治以降は元号法により「皇位の継承があった場合に限り改める」とされています。そのため、一世一元制と言って、一代の天皇に対し一つの元号にしか改元できなくなりました。
では、今上天皇が譲位された後は何という元号に改められるのでしょう。いま巷では色々と噂になっているようですが、マ行(明治・M)、タ行(大正・T)、サ行(昭和・S)、ハ行(平成・H)以外ではないかと言われていて、「A」で始まる「安」の文字が付く二文字ではないかという予想が主流なようです。
ちなみに、過去には二文字以外の元号もありました。聖武天皇から女帝の孝謙天皇(重祚[ちょうそ。一度退位した君主が再び即位すること。]して称徳天皇)の間の天平の時代には、四文字の元号が5回ありました。
孝謙天皇は内親王[ないしんのう。皇族女子の身位または称号の一つ]でありながら、皇太子から即位された前例のない天皇です。そして、母である光明皇后の寵臣藤原仲麻呂が国政を牛耳る世情にあって、天変地夭飢饉疫癘が頻発する中、天皇の地位権勢を取り戻すため武則天のやり方を参考にしたのだと、私はそう思っています。武則天は中国で初めて皇帝になった女性であり、四文字元号を採用した女帝です。つまり、孝謙天皇は同じ女帝として四文字の元号へ改元し、凶相の世を正して世に大きな変化をもたらそうとしたのではないでしょうか。
奇しくも「平成」最後の年を迎えようとしている今と同じです。地震や台風などの自然災害が猛威を振るい、日本列島は甚大な被害を受けています。今回の改元に何か期待めいたものを感じるのは私だけではないでしょう。
先師の言葉に「汝須らく一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祈らん者か」があります。自分の安泰を願うなら、まずは四表の静謐を(自分の周りや世の中の平穏)を祈ることが必要ではないのか、という意味です。
将来、子供や孫に迷惑をかけたくない。
それはまさに「四表の静謐を祈る」ことです。だからこそ、自分が元気なうちにこれからの人生を考え、身の回りや心の整理をすることはとても重要なことであり、それは結果として自分の平穏へつながります。
元号が改まり、人生を振り返るには最良の機会が到来します。今一度自分を見つめてみてはいかがですか。
 
 
- 取材協力 -
株式会社 クリーンサービス
http://www.cleanservice.jp/index.html
代表取締役
上條 泰 氏

 
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