水 と信州 ~ 素晴らしきかな、水。~

  1. コラム

【特集】 水 と信州 ~ 素晴らしきかな、水。~

 
水の惑星、地球。しかし、その97.5%は海水で、淡水はわずか2.5%程度。水の惑星と言っても、実は水はとても貴重な資源なのです。一方、人間の体のほとんどは水です。子どもに至っては、約70%が水です。水の惑星に住む私たち地球人は、水がなければ生きていけないのです。水の旨み。水の力。水の癒し。さあ、この夏は、水の魅力に迫ってみよう。

水

◇ おいしい安心、水。

全国から大好評の信州の水を、おいしさそのままに、安心・安全に各家庭へお届けしているエア・ウォーターさん。東証一部上場企業が、なぜこの信州に注目したのか。そして、どのように「おいしさ」と「安全」を担保しているのか。工場長の笠井さんに伺ってきました。
 

◇ なぜ信州?

この場所で天然水を製造することになったのは、偶然のご縁です。たまたまこの土地を調査する機会があって、調べてみると水の質が非常に高いことがわかりました。そこで私たちは、このアルプスの麓で水を作ることに決めました。今の日本では「アルプスの水」と「富士山の水」が二大人気を誇っています。アルプスも富士山も標高が高く、雪解け水により水量が豊富です。ひょっとすると、そこがポイントかもしれませんね。
 

◇ 信濃大町はどんな所?

北アルプスの麓、信濃大町。当社の採水地であるここには、昔から「女清水」「男清水」と呼ばれる二つの不思議な湧水があり、この二つの水を合わせた信濃大町の水は、縁結びの水、夫婦円満の水と呼ばれた伝説の水です。古来より、水とともにあった街。それが私たちにとっての信濃大町です。

男清水
 

◇ お水の特徴は?

長い年月をかけ、花崗岩や変成岩などの砂礫層により濾過された北アルプスの雪解け水。私たちはそれを地下200mから汲み上げています。その水の特徴は二つあります。一つは、「おいしい」ことです。ミネラル豊富な軟水は、日本人なら誰もが好きになる天然水です。もう一つは、「ピュア」なことです。当然、私たちは天然水を製造するにあたり、安全を担保するために最新鋭の設備投資をしました。しかし、そんなものは不要だったのでは?と、作業員が冗談を言ってしまうほど原水がキレイなのです。おいしく、ピュア。それが北アルプス信濃大町の天然水の特徴です。
 

◇ ピュアな水でも、品質管理は必要!

もちろんです。特に、私たちは加熱処理ではなく非加熱処理を採用しています。水道水を加熱して、それから冷やして飲むと味が変わりますよね?地下水も同じです。もっと言えば、地下水は炭酸などのガスを含むため、加熱すると味が大きく変わります。しかし、非加熱処理には非常に高度な技術が求められます。そこで、私たちは最高レベルの安全を担保するため、高精度で、非常に目の細かいフィルターに水を四回通して除菌しています。
 

◇ 食の安全に対する基準は国より東京都の方が厳格

実は、食の安全に対しては、国より東京都の方が先進的と言われています。ですから、私たちは東京都の基準を参考にして、それよりも高い基準を設定し、製造・管理しています。詳細は企業秘密なのでお話しできませんが、間違いなく「えっ!」と驚かれるレベルですよ。
 

◇ 最後に、貴社製品の魅力を

この土地のお水は本当に品質が高く、ピュアでおいしい天然水です。そんなおいしい水を安心してお飲みいただきたいので、私たちは独自の品質管理・検査方法により安全を追求しています。ボトル詰めはロボットによる自動化を採用し、水を充填する際には菌の発生がないクリーンな環境で充填しています。また、完成品の最終確認では、当社の出荷基準判定に三日かかります。三日経過後に工場長が自ら出荷許可出さない限り出荷できないよう徹底しています。
 
長い年月をかけて北アルプスを巡った天然水が、皆さんの潤いになりますように。それが私の願いです。

 
- 記事 -
AW・ウォーター株式会社
信濃大町工場 工場長
笠井 良司

 
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