同じお墓に 入れない?そんな親子・親族が急増中

同じお墓に 入れない?

そうならないためにするべきこととは

同じお墓に 入れない。入りたくない。最近のお墓事情はめまぐるしく変わって来ています。夫婦で同じお墓に入りたくない。そんな方もいるようですが、それは個人の自由でしょう。しかし、親子で同じお墓に入りたくても入れないのは問題ではないでしょうか。

同じお墓に
 

◇ コミュニケーション から始まる心のキャッチボール

同じお墓に入りたくない。そんな夫婦が増えています。しかし一方で、実の親と同じお墓に、入りたくても入れない人がいます。例えば、独身の女性Aさん。両親が亡くなった際、兄のBさんが実家を継いだのですが、当時のBさんは経済的に困窮していました。そこで、実家を継いでいないAさんがお金を出して、両親のお墓を建てました。その後、Bさんが亡くなり、その奥さんも亡くなって、実家はBさんの息子Cさんが継ぎました。一方、Aさんは老人ホームで生活をしていたのですが、兄の死もあって、いよいよ自分の死後についてCさんに伝えます。
「私が死んだときは、両親や兄と同じお墓に入れてね」
しかし、Cさんはその申し出を断ります。
「Aさんが、自分の母親を泣かせているのを見た。だから、母と同じお墓に入れたくない」
おかしな主張だ……と、そう思う方は多いことでしょう。しかしこの場合、法的にはCさんの主張が保護されます。お墓を使用する権限は、そのお墓に関する『祭祀承継者』だけにあるからです。誰がお金を出したか、ではないのです。
 
実は、これに似た切ない問題が至る所で起きています。そして、それらの原因は共通しています。日常生活における「会話不足」です。実際、今回のケースでも(最終的には、Cさんが説得に応じ、Aさんがお墓に入ることは快諾いただけましたが)、Bさんが息子のCさんに「あのお墓は妹のAが建ててくれたんだよ」と話していれば、おそらくCさんはAさんの申し出を拒みませんでした。
 
いま、本当に会話不足が深刻です。会話不足により、誰かの死をきっかけとなって、憎しみ出す日本の家族が急増しています。家族で話すことなどない?そんなことはありません。意味のない会話でいいんです。言葉のキャッチボールを続けていれば、知らず知らずの間に、心のキャッチボールは始まるものなのです。
 
財産の相続は「死」によって開始します。しかし、心の相続は「いつでも」始められます。あなたの死が、あなたの家族を崩壊させないために。そのためにも、ぜひ会話をしてください。

 
― 取材協力 ―
蔵エンタープライズ
代表 板倉 富男 氏

 
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