熟年離婚 を防ぐ家 ~ 住まいについて考える ~

  1. 住まい

熟年離婚 を防ぐ家

~ 住まいについて考える ~
 
最近何かと話題になる、 熟年離婚 。
離婚は案外、身近なところに原因があるものですが、今回は家づくりの視点から熟年離婚について考えてみましょう。
 
熟年離婚

◇ 台所は大事な場所

熟年離婚の原因として、しばしば取り上げられる家事の負担。
その中でも、炊事に関してはよく話題に上ります。
「定年して仕事もないのに、どうして何も手伝わないの?」
一方、反対の意見もあります。
「手伝ってくれるのはありがたいけど、手間が増えてしまった」
いずれにせよ、台所は大事な場所です。もっと使い勝手がよくなれば、家事の負担も軽減されます。使いやすいと思っていても、不便さに慣れただけかもしれません。不満は早くに除去すべき。そこで今回は、台所から住まいについて考えます。

 

◇ 台所のカタチ

最近の台所は、大きく二つに分類できます。昔ながらの壁付けと、最近主流の対面式です。
壁付け式の良い所は、自分だけの空間で自分のペースが保てること。また、人目を気にせずに使うこともでき、お客さんが来ても慌てて片付ける必要がありません。ただ、ずっと壁に向かっている上、ダイニングや居間と離れているケースが多いことから、孤独感を感じる人もいるようです。
対面式の良い所は、調理の時間を家族と同じ空間で過ごせることです。テレビも視界に入りますし、会話もできます。ただ、お客さんが来たときに色々見られることが欠点です。

 

◇ ちょうど良い距離感

しかし最近になって、新しいカタチの台所が登場しています。壁付け式と対面式のハイブリット型キッチンです。台所はダイニングと少し距離があって、自分だけの空間を保ちながらも家族が一つになれます。
他にも、夫婦二人で調理を楽しむのにちょうどいい台所など、時代が進み台所も進化しています。「食べる」は生きることの主要な活動です。もっと楽しく食事をするためにも、「どんな台所が理想的か」を夫婦で話し合ってみたりするのはいかがですか?

 
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次話 暖の取り方の変遷
 
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② より良い住まいを求めて
③ 家と時間について考える
④ 二世帯住宅を考える
⑤ 「夏を旨とする家づくり」から「冬を旨とする家づくり」へ
⑥ 家の外より中が怖い現代
⑦ 補助金の種類は、非常に多い!

 

 
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