雨の山 の楽しみ方。雨音に耳を傾け、いつもと違う風情を感じてみませんか。 ~ 軽登山のススメ ~

雨の山 の楽しみ方。雨音に耳を傾け、いつもと違う風情を感じてみませんか。

 
そぼ降る 雨の山 には、いつもと違う風情を感じさせてくれます。そして、雨音に耳を傾けながらゆったりと歩く山道では、いつもと違う時間の流れを楽しめるのではないでしょうか。そこで今回は、雨の登山(強風、大雨は除く)の興趣について、体験を交えお話します。
 
雨の山


雨降りに山を想うと何か懐かしい感情が湧きます。十代の私が初めて北アルプスに登った時が雨でした。三千メートルの稜線を雨に濡れながら歩いていくと、突然濃い霧の中から山小屋が眼前に現れた光景は今でも鮮烈です。
 
前号で、山の歌(アルプスの恋歌)で私を魅了したと書いた女性と、その後不意に再会したのは雨の上高地でした。観光客から離れ、人気のない上高地のはずれを一人で歩いていると、雨に濡れる新緑の道を、傘をクルクル回しながら彼女がやはり一人で歩いてきました。「私雨女なのよ」と言う彼女の言葉はまだ耳に残っています。「じゃあね」と微笑して彼女は去り、それっきりですが。(その後、珍しくカモシカとも出くわしましたが、お互い言葉は交わせませんでした)
 
雨と女性
 
というようなこともあって、私は雨の山歩きは嫌いではありません。風が強かったり、大雨でしたら別ですが、そぼ降る雨の山道というのはなかなか興趣があります。傘一本差して、人にもあまり出会わず、物思いにもふけりやすくて、ちょっといい歩きができます。風景もいつもと違った風情です。仲間との雨の登山でも、その時の苦労は濾過されて、雨に濡れる友人や、山道や、名も知らぬ花などが懐かしく思い起こされるものです。
 
雨と山道
 
梅雨ももうすぐ明けて本格的アウトドア―の季節になります。特に高山植物はここぞとばかりに一斉に花を開き「この世の花の園」も現出されます。三千メートルの稜線も素晴らしいけれど、身近な里山やちょっとした原野にも素敵な花たちが人知れず咲いています。「こいつら、人類が生まれるずっと以前からこうして咲いているんだな」と思えば胸にぐっと来るものがあります。時には一日、まあ、半日でもいいから、奮発していい靴を買って自然の中に出かけましょう。時々出かけていれば習慣になって、一つの気軽な趣味になりますよ。

 
- 記事 -
芥子望主山・市民の森 整備推進協議会
会長 田内 正一 氏

 
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